ONE PIECE、元王下七武海 – 九蛇海賊団船長 海賊女帝 ボア・ハンコック (蛇姫)。世界一の美女の肩書と登場人物の中でも上位クラスの強さを兼ね備えてはいるものの、初登場時は、驕慢でわがまま、自らの美しさを鼻にかけた傍若無人な態度をとるとんでもない女‼しかし・・・その陰には彼女がそうならざるをえなかった悲しい理由がありました。ルフィーと会えた事により心が救われ、本来の魅力が全開のハンコックの活躍を期待します。
こんばんは。*Uran*でございます。
貧血からの体調不良もだいぶ良くなってきました。昨日ごく短い記事は入れさせていただきましたが、8月からあまり記事を入れておりませんでした。
徐々にではありますが、また色々思いついたこと、*Uran*独自の解釈を追加した、出来事や人物・キャラクターについて、書いていこうと思いますので、よろしくお願いいたします。
今回はこの人(このキャラクターと言うべきでしょうか)!
海賊女帝・九蛇海賊団船長、元王下七武海 ボア・ハンコック についてです。
正直、*Uran*はこの人、最初大嫌いでした。と言いますか、はじめからこの人好きだった人、そうはいないと思います。
何せ、自分の美しさゆえ、何をやっても許されると堂々と発言している女ですよ。
こんな人周囲にいたら、普通、ドン引きしますよね^^;
正直、絶対関わりたくないレベルです!(妹たちにも、「性格は最悪!」といわれていました。)
実際、ハンコックが小動物を蹴り飛ばそうと、どんなわがままを言おうと、彼女の美しさと「メロメロの実」の能力で、周囲はデレデレ状態、ひどい場合は石化してしまい、何でも彼女の思い通りになって来ていたのですね。
そんな彼女の美しさでもメロメロにできなかったのが、ONE PIECEの主人公でもあり、麦わら海賊団船長、モンキー・D・ルフィー でした。
そのあたりのお話は、多くの方がご存知だと思いますので割愛いたしますが、ハンコックには、それが我慢ならなかったのです。
自分の妹たちをけしかけ、ルフィーを始末しようとしますが、失敗。
その際に自分の配下にも絶対に秘密にしていた、この姉妹の悲しい過去が公になる寸前のところを、その時はあまり事情はよく分かっていなかったルフィーによって、結果的に助けられます。
ハンコック達はルフィーを宮殿へ連れていき、意を決して話し始めました。
ルフィに背中の紋章を見せたハンコックがここで初めて、今まで隠し通してきた自分の感情を露にします。
このシーンでハンコックに対する見方の変わった方の多いと思います。
これまでの驕慢さもわがままも、すべて自分たちのスキを見せないため、こうするしかなかったのだとしたら・・・
また、こう見えてもハンコックは一国の主です。女性だけの住む女ヶ島、アマゾン・リリーを守るため、自分たちは強くなければいけないとう虚勢を張らざるをえなかったのだとしたら、あまりにも悲しすぎないでしょうか。
ここからのハンコックは、皆様もご存じの通り、他の男には塩対応を貫いても、ルフィーに対してだけは一途なかわいい女性になりますね。
一言で言えば、ギャグ担当になりましたが。ルフィー命のカワイイ乙女になっております^^
有名なシーンがいくつかありますね。
ハンコックは素でもかなり強いですが、その強さを発揮するのは、ルフィーが敵から殴られたときの、ある意味八つ当たりと怒りからなんですね。まぁ、やられる方はたまりませんが、それもなんかかわいいですよね。
そしてこのセリフ!
また、映画でもルフィー命っぷりは健在です!
こんなハンコックですが、麦わら一味に加わることなく、あくまで、アマゾン・リリー 海賊女帝の立場と、九蛇海賊団船長として、女ヶ島を守ることを選び、ルフィーを新世界へ見送りました。
やはり、自らの責任感ゆえなのでしょうね。
その後、月日は流れ、王下七武海が廃止、ハンコックは政府公認海賊の称号をはく奪され、お尋ね者となりますが、海軍に取り囲まれてもこのセリフが印象的でした。
物語もいよいよ佳境に入ってくるようですが、これからハンコックがどのような形で再度登場してくるか、ルフィーを助けにやってくるかが楽しみですが、第一印象から180度ここまで変わったキャラクターはいませんでした。
辛い心の闇を乗り越え、自分以外の人を信用することを知り、そしてその人のために命を懸けることすらいとわなくなり、それによってますます強くなったハンコック。
これからの活躍を期待しているキャラクターの一人です。