FXの用語って分かり辛い!ショート・ロング?ロスカットとゼロカットってどう違うの?MT4?スプレッド?インターバンク?そもそも中央銀行って何?・・・など。なかなか聞きなれない言葉多いですね。(*Uran*は個人的にはFXは副業として100%のおススメはできません。向いている方・向いてない方がある業界だと思っています。)今回は、FXに興味を持たれた方、本気で勉強してみようという方へ、少しでもお役に立てたらと思い、分かる範囲で海外口座・国内口座の違いと、関連する用語の説明させていただきます。(本日は、「FXについて・その2」になります。)
こんばんは。昨夜はいかがお過ごしでしたか?
では、昨日続いて、本日は、FXの海外口座と国内口座の違いなどを説明していきますね。
その前に大前提の基本から。
FXでが売りを「ショート」、買いを「ロング」と言います。
「売値(BID)」「買値(ASK)」は聞いたことがある方がほとんどであるかと存じます。
ネットで、よく、ショーター・ロンガーとか言われていますが、人それぞれトレード方法も違いますから、ショートでポジションを持っている人、ショートが好きな人をショーター、逆にロングのポジションをもっている人、ロングが好きな人をロンガーと言うようですね。
中央銀行ですが、一言で言いますと、ひとつの国や国家連合など、同じ通貨を使用している地域の金融組織の中核となる銀行や機関のことを言います。物価の安定と金融システムの安定が責務で、別名、「通貨の番人」と呼ばれます。個人が口座を持つ、通常の意味の銀行とは異なるものです。
日本ですと、日銀・JOC(日本銀行・Bank of Japan)ですし、アメリカですと、米連邦準備制度理事会・FRB(Federal Reserve Board)、ユーロ圏(ヨーロッパ)ですと、欧州中央銀行・ECB(European Central Bank)、スイスですと、スイス国立銀行(スイス中銀)・SNB(Swiss National Bank)、ポンド圏のイギリスは、英国中央銀行・BOE(Bank of England)です。
また「レバレッジ」と言いますのは、簡単に言いますと、担保となる保証金(証拠金とも言います。資金の事ですね。)の何倍もの金額を取引することができる仕組みのことです。 例と出しますと、通常の取引であれば10万円で10万円分の外貨しか取引できません。しかし、レバレッジをかけることによって、100倍ならば、1,000万円分の金額を取引することができるようになります。
そして、「ゼロカット」と「ロスカット」の違いですが、ゼロカットとは、マイナス残高や資金以上の損失が発生した場合、FX業者への借金が発生しないサービスのことで、ロスカットとは、決済前の含み損が一定の水準に達したときに、ポジションを自動的に強制決済する仕組みのことで、場合によっては、追証(追証)と言われるFX業者への借金が発生することがあるものです。
基本の最後、外国為替市場の場合の「インターバンク」についてです。
インターバンクとは、例えば、東京証券取引所のような物理的な取引所の事ではなく、各金融機関同士が電話やコンピュータなどの通信インフラを用いて行なう取引を総称したものを指します。
この金融機関の間取引のことをインターバンク市場といいます。
この市場の取引参加者は、通常、金融機関、大手証券会社などになります。
この取引の参加者たちは、銀行や証券会社同士で直接、通貨の取引をする場合もあれば、ブローカー(仲介業者)を経由して間接的に取引する場合もあります。DDとNDDと呼ばれる取引ですね。
ここでインターバンク取引の種類、DDとNDD の違いの説明をしますね。
日本国j内のFX業者が多く取り入れている、DD(Dealing Desk)方式の業者は海外にはほとんど見られません。
国内業者の大半はDDなので、日本式といってもいいですね。
DD方式は、FXの顧客がディーラー経由で市場へ売買注文を出す方式になります。
DD方式の最大の長所は(あくまで通常時ではありますが)スプレッドを極端に狭くできることにあります。
またこれは業者側の都合になりますが、DD業者はインターバンク直結ではなく「ディーリングデスク」と言われるものを置いて、顧客対ディーラーの取引、ディーラー対金融機関の取引というように2段階の取引を行います。
店頭取引(OTC)方式とも呼ばれる方式になりますが、つまり、顧客とFX業者との「相対取引」を行っています。
顧客の注文がそのままインターバンクに流れてるわけでなく、いったんディーラーのもとに集まり、集まった取引をインターバンクへ流すわけです。
つまり、日本のFX業者は顧客とインターバンクの直取引ではないんですね。
おそらく多くの日本のFX口座で取引をされているトレーダーさんたちは、トレードは世界中の投資家と同じ状況で戦っている!と思い、日々頑張られていたと思います。
しかし、そこには日本のFX業者ならではのトリックがありました。
もし、何か得することがない限り、DD業者が世界で一番狭いと言われるスプレッドで経営が成り立つはずはありませんね。
海外FX業者のように「MT4」を利用せず、どうして「自社特有のツール」を利用させているのか・・・それはこのからくりをブラックボックス化できるからという考え方も出来るんです。(余談ですが、業者を変えるとツールも変わりますから、慣れるまで大変なんですね。)
そして1番の理由は・・・DDのFX業者による日本独特の収益システム隠されていたのです。
DD業者は顧客の注文をまとめることができます。つまり、その場で顧客同士の注文を相殺可能ですし、小口の注文でしたら、トレーダー側の画面に表示されないだけで、一定の量がたまるまで取引をしないこともできますね。
FXの世界自体が、個人投資家の8.5割から9割以上、3ケ月で資金が尽きて退場する世界です。
ですから、ブラックボックス化している裏で、顧客のトレーダーの注文をまとめたり、また、約定できなかった(売買はできなかった)ことにしている可能性も否定できないんです。
FX自体が、トータルで負ける人のほうが勝つ人より圧倒的に多い事により、DD業者はこのようなからくりを使うことが出来ますし、そのため世界でも最小のスプレッドの取引を提供できるわけです。
どの注文をいつ流すか・・・FX業者のディーラー次第なので、どのように取引をされているかは全くわからないと言えます。
顧客のトレーダーとFX業者の「相対取引」がゆえに、顧客が損すれば損するほど業者は得をする、顧客が得すれば得するほど業者が損をするのがDD方式なのです。
そのため、為替の急激な変動時には、スプレッドをかなり広げて対応し、簡単に売買が成立しないようにしている可能性も否定できません。
ただ、そのDD業者がいるからこそ、利益を出せる場合もありますし、驚異的な世界最狭スプレッドが実現されていることもありますので、悪いことばかりではないという事もご理解ください。
では、DDの逆の、NDDについてですが、NDDとはNo Dealing Deskの略で、投資家からの注文を直接インターバンク市場へ流して取引を行う方式、いわゆる直取引のことです。
海外のFX取扱業者には主にNDDを採用していますね。インターバンク市場の透明性が高い為替レートで取引できる代わりに、スプレッドも広めになっています。
NDDの取引の際に使うツールが、MT4というものです。
このツールはどのFX会社(FX業者)も共通ですから、特にNDDの海外FX業者に関しては、業者を変更してもツールの使い方は同じで、特に困ることはないという事です。(MT4ツールの使い方については、後日詳しく説明しますね。)
因みに、MT4ツールはこんな感じになります。↓
基本の説明でしたが、ちょっと長かったですね。お疲れ様です。少し休憩しましょうか。
では、再開しますね。
上記に記載させていただきました基本を踏まえまして。
海外FX口座と国内FX口座の大きな違いは、レバレッジの制限・ゼロカットを採用しているか・インターバンク直取引か。この3点であるかと存じます。
といきなり言われても・・・というところですよね。
まず、国内FX口座のいいところと悪いところからあげていきながら説明しますね。
国内FX口座について
まず、国内のFX業者は、破綻時の全額資金保証が義務づけられています。2009年7月3日に公布、8月1日から施行された「金融商品取引業等に関する内閣府令の一部を改正する内閣府令」によって定められています。
つまりFX会社が破綻しても資金は保証されるという事ですね。
また、国内FXの税率は一律です。(20%)
FXであげた利益にかかわらず、20%の一定の課税率で税金が計算されるようになっています。
そして、あまり考えたくなことではありますが、損失を足した時の繰越控除が可能であることも、国内FXのいいところですね。
FX取引で年間損益がマイナスになった場合、確定申告をしておくと、3年間その損失を繰り越せるというわけです。
そして最大のメリットは、スプレッドが狭いということ。
日本のFX業者のスプレッドが狭さは世界一なんですね。
また、国内FX業者同士のスプレッド競争が激化しているため、その結果、日本は世界でも極端にスプレッドの狭い国となっているのです。
スプレッドって何?という方のために少し説明しましょうね。
簡単に言いますと、売値と買値の差額 の事です。
例を挙げますと、国内FXのスプレッドの相場はドル円で0.3〜0.5銭なのに対し、海外FXでは1.0〜2.0銭が相場となります。
しかしながら、良いことばかりではないのです。
その1でも少し触れましたが、ゼロカットを採用していないFX業者がほとんどで、契約時にも約款に記載がありますが、急な相場変動があった場合、ロスカットが間に合わず、『追証(おいしょう・追加の証拠金)』が発生することがあり、これに関しては、FX会社は責任は持たないと記載されている業者が多いのです。
また、国内のFX業者はレバレッジは、最大25倍までとなっており、海外の制限のないレバレッジと比べると少し魅力に劣ることもあるようですね、
海外FXのレバレッジは、100~3000倍が設定されている業者もあります。ただ、その分、証拠金も気を付けていないとすぐにロスカット(証拠金不足による強制損切)となりますので、ここは気を付けて下さい。
では次は海外のFX口座についてです。
海外FX口座で、日本と違って、NDDの取引で、MT4というツールを使った、インターバンク直取引になります。
そのため、スプレッドも広いことが多いです。
日本のFX業者は、ある程度損をしてFXを退場されるトレーダーを想定して、その退場となったトレーダーの証拠金を利益とスプレッドを狭くするために利用して成り立っていますが、海外の業者はスプレッドは広いものの、トレーダーが利益を出す事で自分たちFX会社も利益が出る仕組みとなっていますので、インターバンク直取引の出来るMT4を提供しているFX業者がほとんどとなっているよ⁰うですね。
また、レバレッジも日本ではないため、FX業者にもよりますが、100~3000といった高レバレッジの取引も可能です。
また、急激な為替相場の変動で追証が発生しても、ゼロカットによって、FX業者への借入金が発生しない会社が多いのも魅力です。
こうしてみると、海外がいいじゃない!と思うところですが、海外のFX業者は、言い方は悪いですが、素性の分からない業者も多いので、 破綻時の全額資金保証が義務出ないことや、まともなFX業者でも、一定金額のみ保証というFX業者が大半ですので。選ぶときはしっかり選んでくださいね。
また、海外のFX業者の利益に対する税金は、日本みたいに20%据え置きではない事、利益によって税率が上がっていくこと、損を繰り越しできない事も大きな違いであります。
つまり、ハイレバレッジで、証拠金をすべて吹き飛ばしても損の繰り越しが出来ないので、ご注意ください。
以上が国内業者(日本のFX会社)と海外FX業者(海外のFX会社)の違いとなります。
参考までに、有名なFX 業者になります。
<国内FX業者>
ヒロセ通商 LionFXとして知られています。
<海外FX業者>
XM Trading この会社はよくネットでも広告を見ますね。
Titan XMもですが、日本語対応OKの口座です。
お疲れさまでした。それでは今回はこの辺で失礼いたします。
それでは今回はこの辺で失礼いたします。